【開催レポート】サマースクール2021(7月24日〜7月30日)
開校に先立ち開催された6泊7日のサマースクール。38名の参加者と本学のスタッフ一丸となって創り上げた夏の体験は7月30日に無事終了しました。今回のテーマは、"The Pathway to Achievement: Leadership, Collaboration & Life Skills "。 国籍、語学力、年齢が異なる仲間と共に、全員がチームの一員としてリーダーシップ、コラボレーション、ライフスキルの3つに軸足を置き、日々の課題に取り組みました。
プログラムは国連の掲げる17の「持続可能な開発目標(SDGs)」をテーマに、様々なフィールドトリップやワークショップ、グループワークで構成され、参加者は1週間を通じて貧困や飢餓、健康や教育などの国際社会共通の重要な課題について理解や学びを深めていきました。例えば、名古屋市科学館ではSDGsに関わる展示物を探して自分にできることを考えたり、東山動物園では野生動物の保護について学びました。授業では、アクティブラーニングによるワークショップを通じてデザイン思考や問題解決スキルについて学び、グループワークではSDGsを達成するための「持続可能な学校とは」というプロジェクトに取り組みました。各グループごとに協力してディスカッションをしたり、リサーチをしたりしてプランをまとめ、最終日には各グループがプロジェクトの成果を発表しました。
ケースメソッド授業へのチャレンジ
ケースメソッドは、世界の主要なビジネススクールで実践されている教育手法で、参加者を主体としたディスカッションを通じて、実践的な学びを得ることを目標としています。日本、特に高校ではあまり知られていないこのケースメソッドによる授業を、世界MBAランキング国内1位の名古屋商科大学ビジネススクールとコラボレーションして行いました。2日間の授業では、2つのオリジナルケース「Hello Konichiwa 2021」と「Youtube 2021」を通して、4P(製品、場所、プロモーション、価格)やプラットフォーム・エコノミーといったマーケティングの概念を学びました。
クリエイティブ・プロジェクト
NICでは、クリエイティビティを高校生が育む重要なスキルの一つとして位置付けています。サマースクールでは参加者がグループに分かれて、リサイクル素材を使って架空の動物や新たな生態系を作る「クリエイティブ・プロジェクト」のワークショップを行いました。このワークショップを通じて、参加者はさまざまな発想やコラボレーションスキルを学びました。
フィールドトリップ&野外活動
岐阜へのフィールドトリップでは、グランピング場でBBQを楽しみました。昼食後は、中津川市の美しい自然に囲まれた馬籠宿でのスカベンジャーハントに参加しました。そのほか、フットサルやテニス、ゴルフなどのスポーツを楽しんだり、弓道などの日本の伝統芸能を体験したりしました。