全寮制の学校で身に付く“マネジメントスキル”
全寮制の学校では学校生活だけでなく親元を離れた実生活の中から様々な力を養うことができます。物事への意欲や努力の質も大きく高まります。これは全寮制という特別な環境が生み出す魔法と言えるかもしれません。今回は、全寮制の学校生活で身に付く“マネジメントスキル”についてご紹介します。
”身の回り”のマネジメント
自分のことは自分でする、が大原則。所持品の管理をするのも自分。身だしなみから学習用具の準備まで、誰かがやってくれることはありません。自分の意思でライフスタイルをコーディネイトしていくのです。
”衛生と健康”のマネジメント
衣類の洗濯やシーツの交換、部屋の掃除など、衛生や健康に関するさまざまな活動は、生涯続いてゆく重要なライフスキルです。生活空間を整理整頓したり清潔に保ったりすることの重要性は、共同生活で気づくことになります。
”時間”のマネジメント
寮生活では起床時間はもちろん、食事や消灯時間など1日のスケジュールが決まっており、その枠組みの中で時間を有効に活用していかなければなりません。いつ、どこで、何をするかを考えて行動する癖がつき、自分に合った時間管理が自然と身に付いていきます。
”感情とストレス”のマネジメント
価値観もライフスタイルも異なる他者との共同生活では、日々様々な気づきがあります。怒りや不安といった感情や、ストレスを感じる場面もあるでしょう。寛容さを学ぶことで、精神的に大きく大人になります。いろいろな出来事や感情に向き合いながら、感情のコントロールやストレスへの対処方法を学んでいくのです。