IBの科目選択方法：医学 / エンジニアリング / 環境科学者

国際バカロレアプログラムの最も素晴らしい点のひとつは、生徒が学ぶべき科目の幅広さです。生徒の中には、数ある科目の中からどれを選択するか悩む生徒もおりますが、通常希望する大学のコースに必要な関連科目を調べて選択します。この記事では、よくある進路の科目選択方法についてご紹介します。

医学

大学で医学を学びたい生徒は、通常ハイアーレベル（以下、HL）で生物学と化学を選択します。また、自分の得意分野に応じて、もう1つHLの科目が必要になりますが、多くの場合、言語Aか数学のどちらかを選択します。残りの2科目は、第2外国語と人文科学科目の1つです。医学は学生にとって非常に人気のある分野であるため、一流大学での入学許可を得るための競争率は非常に高くなっています。学生は、高いIBスコア（通常37点以上）を必要とし、また、医療関連のプロジェクトに参加したり、実務経験があることが望ましいです。医学を学びたい生徒は、CASプログラムとしてそのような活動に積極的に参加します。IB卒業生は、世界のトップレベルの医学分野の大学から好意的に評価されています。

エンジニアリング

エンジニアを目指す学生にとって最も重要な科目は、物理と数学です。これらはHLで学ぶ必要があります。ほとんどの大学では、「数学：応用と解釈」よりも「数学：分析とアプローチ」を要求します。これは、微積分や関数よりも、幾何学や三角法に重点を置いているからです。その他の科目は、ディプロマの要件を満たしていれば、どの科目でも構いません。

環境科学者

環境科学コースは、世界的な気候変動や動物絶滅の進行を受けて、近年、大学で人気が高まっています。この分野の進路を希望する学生は、地理と環境システム・社会をHLで選択するとよいでしょう。この2つの科目は非常に関連しており、重なり合う部分もあります。残りの科目は、通常自由に選択することができます。例えば、HLの音楽と英語Aを組み合わせれば、幅広い領域を学ぶことができ、ダブルメジャーのコースに進学することもできるでしょう。