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海外の大学入学資格!IBDPとA-Levelの違いとは

#インターナショナル #大学入学資格 #高校卒業資格 #カリキュラム

インターナショナルスクールで一般的に採用されている大学入学資格として、IBDPとA-Levelがあります。IBDPは国際バカロレア、A-Levelはイギリスの大学入学資格です。本エントリーではそれぞれの大学入学資格について、カリキュラムの特徴や将来の進路という観点からご紹介します。

IBDP

国際バカロレアの大学入学資格です。2年間のプログラムで必修3科目、選択6科目、合計9科目を履修します。必修科目は課題論文、知の理論、創造活動の3科目、選択科目は6グループに分かれており(言語と文学、言語習得、個人と社会、理科、数学、芸術)、各グループから1科目ずつ選択します(例えば理科には生物、化学、物理等があります)。選択科目のうち3~4科目は上級レベル(240時間)、その他を標準レベル(150時間)で学習します。大学の学部ごとに求められる科目やその学習レベルが異なるため、志望する大学の出願条件を確認して履修する必要があります。上記を全て履修し、修了試験で24/45点(各科目7点、必修科目計3点)以上を取得すると資格が授与されます。なお、授業を通じたコースワークでの評価もスコアに反映されます。

IBDPは各国で大学入学資格として広く採用されています。

  • アメリカ:約1,600大学
  • イギリス:全大学
  • 日本国内:全大学

日本国内の大学では、東大京大を含む計63校でIBDPのスコアで入試者選抜を実施しています。試験の点数が高いほど、有名大学に進学しやすくなり、IB卒業生の米国IVYリーグ合格率は平均と比較して18%高くなっています。IBは大学進学時の汎用性が高く、進学に強いプログラムと言えるでしょう。IBは国際的な知名度(ブランド力)があり、考える力がつくカリキュラムという中身に加え、大学入学資格としても世界で幅広く使用できる汎用性の高さが人気の理由となっています。

  • 選択科目についてはこちら(文部科学省HP)で閲覧することができます。
  • 日本国内における国際バカロレアを活用した大学入試が可能な大学についてはこちら(文部科学省HP)で閲覧することができます。

A-Level

イギリスの大学入学資格です。2年間のプログラムで通常3科目(多くて4科目)を履修します。A-Levelで学ぶことができる科目は約50種類におよび、幅広い選択肢の中から自分の興味のある科目を選択して学習することができます。必修科目はなく、生徒は自由に科目を選択することができますが、IBDPと同様に大学の学部ごとに求められる科目が異なるため、志望する大学の出願条件を確認して履修する必要があります。選択した科目を履修し、修了試験で合格すると資格が授与されます。科目ごとにA*(90%以上)、A(80%)、B(70%)、C(60%)、(50%)、E(40%)の6段階に評価され、それ以外は不合格となります。なお、IBDPのように授業を通じたコースワークでの評価はスコアに反映されず、100%試験で成績が決まります。

A-Levelも世界各国の大学入学資格として採用されています。特にイギリスの大学に進学する際は有効です。

  • アメリカ:約800大学
  • イギリス:全大学
  • 日本国内:限定的(2016年に運用開始)

A-LevelではIBと比較して学ぶ科目数が少ない分、1つの科目で学ぶ時間が多く、かなり専門的な知識を高校の段階で身に着けることができます。深い知識を早期に学び、大学でさらに専門性を深めることができるという点がA-Levelの特徴です。

  • 選択できる科目についてはこちら(ケンブリッジ・インターナショナルHP)で閲覧することができます。

まとめ

  • IBDPもA-Levelの2年間のプログラムで、科目を履修して修了試験に合格することで大学入学資格を取得することができる。科目は志望する大学の出願条件を確認して選択する必要がある
  • IBDPは幅広い分野の科目を学ぶことができ、大学進学時の汎用性が高い
  • A-Levelは興味のある科目に特化して専門的な深い知識を身につけることができる