IBの科目選択方法:医学 / エンジニアリング / 環境科学者
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国際バカロレアプログラムの最も素晴らしい点のひとつは、生徒が学ぶべき科目の幅広さです。生徒の中には、数ある科目の中からどれを選択するか悩む生徒もおりますが、通常希望する大学のコースに必要な関連科目...
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ボーディングスクールとは
Boarding School
「どうしたら効果的な学習ができるのだろう。」と疑問をもった経験はありませんか。子供時代のみならず,大人になってからもこの疑問をもち,「魔法のような答え」があるのではと,思考を巡らせた方もいらっしゃるかもしれません。
デニソンとカークは,4つのステップによる学習法を提示しています。4つのステップとは,Do(行動),Review(振り返り),Learn(学び),Apply(適用)であり,これらは学習サイクルを描きます。それぞれのステップについて,Doは実際の学習活動,Reviewは振り返りと自己評価の必要性,Learnは振り返りや自己評価から意味を見出すこと,そしてApplyは以後の学習活動にLearnで見出した意味を計画的に反映させること,としています。この学習モデルでは,学習者は受動的に課題を受け取って追いかけるようなことはできず,むしろ積極的に自身の学習の意味を定義しなければなりません。
さらに,「特定のスキルや能力を学ぶ必要性の自覚」と「競争性」が最も重要な学習者の環境条件であると,クリスWらは説明しています。学習を早々にあきらめてしまったり結果に焦ってしまったりする傾向のある人は,スキルや能力を学習する目的を見失っているからかもしれません。また,競争的な環境に身を置くことは,あなた自身にとっての学習意義を見失い,いつのまにか競争における満足感へと学習目的がすり替わってしまうことがあります。そして学習者が学習の目的を見失って競争の満足感のみを追い求めるようになってしまったら,本来の学習目的を達成することは難しいでしょう。
学習の意味を自覚し非競争的な学習環境に身を置いた上で,Do-Review-Learn-Applyの学習サイクルを意識することが,「効果的な学習」の疑問への答えのひとつとなるのではないでしょうか。