IBの科目選択方法:医学 / エンジニアリング / 環境科学者
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ボーディングスクールとは
Boarding School
CAT4はイギリスのGL Assessment社が開発・提供している6〜17歳の生徒を対象とした認知能力テストです。C=Cognitive、A=Ability、T=Test、4=Ver.4の略称として、CAT4と呼ばれています。イギリスをはじめ、世界各国で(特にイギリス系の)インターナショナルスクールの入学試験として使用されています。本エントリーでは、CAT4とはどのような試験なのか、どのような対策をすればよいのかについて解説します。
CAT4とは?
CAT4(Cognitive Ability Test Ver.4)は、文字通りCognitive Ability=認知能力(※)を測るテストですが、通常の学力試験とは異なり、受験者の地頭や学習のベースとなる基礎的な力(言語、論理、記憶、空間把握など)を測るテストです。学校で学んだことがどれだけ定着しているか、年齢相応の学力が身についているか、ということではなく、受験者の将来の学業における伸びしろや成果の見通し=将来の可能性を把握するために設計されたテストです。 ※IQや学力といった数値化できる能力
試験概要
CAT4では、学習に影響を与えると言われている以下4つの分野における生徒の思考能力を評価します。
テストはオンラインで受験します。問題はすべて英語で出題されます。テストは大きく3つのパートに分かれており、それぞれ2つまたは3つセクションで構成されています。テストの各セクションが始まる前には、問題の説明と例題が提供されます。テストは各セクションの説明や例題含め、約2時間です(パートとパートの間には休憩を取ることが可能)。回答のペースが早かったり、休憩を取らずに進めることで、時間を短縮することができます。各セクションの時間配分は以下のとおりです。
試験中、画面上にはタイマーが表示され、各テストに割り当てられた時間からカウントダウンされていきます。CAT4は厳密に時間が設定されており、時間を変更することはできません。指定された時間内にテストが終了しない場合、テストは時間切れとなり、受験者は次のセクションに移動するか、テストを終了することになります。
出題される問題は、想像力や推察力を要するIQテストやクイズのような形式です。例えば言語問題では、類似している3つの単語が提示され、それらの3つの単語に関連している単語を選択肢から選びます。また、図形問題では折り畳まれたり穴が開けられた正方形を見て展開図を想像する問題などがあります。問題数は多いため、分からない問題があってもあまり悩まず、テンポよく解いていくことがポイントです。
受験にあたって
CAT4は学習能力の評価であり、学習達成度の評価ではありません。したがって、事前の学習や準備は必要ありません。テスト前に練習をすることは、スコアの信頼性に影響を与える可能性があるため、推奨されておりません。参考書や問題集などの教材も市販されておりません。視力検査のようなものだと考えてください。検査の前に練習して検査表を暗記してしまうと正しい診断ができないように、CAT4も練習などによる外的要因にできるだけ影響されないように配慮する必要があります。
CAT4は、学校が生徒一人一人の可能性と学習方法について、広く様々な見解を得ることができるテストです。生徒がどのように学習し、どんなことでつまづくのか、どうやったら潜在能力を発揮できるのかなど、生徒の学習特性と将来の成果を示す様々な指標を把握することができます。それにより、学校は生徒に適した学習ペースや必要なサポートを判断して、生徒の指導と学習をサポートすることができるのです。