国際教育課程

国際教育課程

国際標準高校課程（国際バカロレア・ディプロマプログラム：IBDP）は、16歳から19歳までの学生を対象とした2年間の教育課程（北米や欧州の課程におけるGrade 11とGrade 12）です。 一般的な科目の他に分析、研究、他人や自己の管理能力を向上させるための学習アプローチが組み込まれています。またケースメソッドによるアプローチにより、バランスの取れた国際的意識の高い、高度な技術を備えた人材に育てるべく教育を行います。

国際バカロレアは、ジュネーブに本部を置く国際バカロレア機構が提供する国際的な教育プログラムです。総合的でバランスのとれたカリキュラムを提供し、独自の評価システムを実施することによって、生徒に学術性の高い課題へ挑戦することを促すとともに、地域での奉仕活動や様々な自主的活動により責任感や社会性を育む教育を行っています。プログラム全体を通じ、生徒に論理的思考や表現力、さらには探究心や学術的思考、異文化に対する理解と寛容性などを育むことを重視しています。

必修科目

• Extended Essay（EE：課題論文）：履修科目に関連した研究分野について個人研究に取り組み、研究成果を4,000語の論文にまとめる。
• Theory of Knowledge（TOK：知の理論）：「知識の本質」について考え、「知識に関する主張」を分析し、知識の構築に関する問いを追求する。
• Creativity, Activity, Service（CAS：創造性・奉仕活動）：創造的思考を伴う芸術などの活動、身体的活動、無報酬での自発的な交流活動なといった体験的な学習に取り組む。最低18ヶ月の活動が必要。

選択科目群（各グループから1科目を選択）

※生徒は教員のサポートを得ながら、6教科群より6科目を選択します。ただし、「芸術」（グループ6）は他のグループからの科目に代えることも可能となっています。選択科目のうち3~4科目は上級レベル(240時間)、その他を標準レベル(150時間)で学習します。IBDPは2年制の教育課程で、高等学校3年次には2年次で履修した科目を継続して学修します。

国際バカロレア・ディプロマ資格を取得するには、カリキュラムを全て履修し、国際バカロレア試験および内部評価を通じて、45点満点中24点以上を取得する必要があります。配点は必修3科目計3点と選択6科目計42点（各科目7点）。点数が高いほど、難関大学への進学が有利になります。
※グループ1の科目の言語とグループ3、4、5の指導言語が異なる科目選択の場合は、特別なバイリンガル・ディプロマが授与されます。該当科目で7点満点中3点以上のスコアが必要です。