スポーツデイを実施し企画実践力を養う

2023/11/24 Fri

2023年11月8日、国際高等学校では生徒企画の学校行事『スポーツデイ』が開催されました。スポーツデイでは、生徒が話し合いをもとに決定した障害物競走、ドッジボール、ハンドボール、フリスビー、リレー、キャプチャー・ザ・フラッグ等の多種多様な種目が実施されました。全校生徒は4つのチームで各種目を競い合い、白熱したゲームとなりました。

『仲間との絆を深める』をテーマに掲げ実施された今回のスポーツデイは、競技種目の決定や必要備品の準備、当日のルール説明や審判（教員）の配置などを生徒が全て行いました。学校行事を企画し実践するという経験を経て、協調性や創造性、リーダーシップなど生きる力に直結するあらゆるスキルを高める機会となります。

企画を牽引した委員会の代表生徒は、「自分がこの行事の企画を行い、実際に実現できたことがとても誇らしいです。リーダーとしてのスキルやコミュニケーション能力を高められる絶好の機会となりました。」と自信をのぞかせました。また、別の生徒は「障害物競走でははじめに少し失敗したけれど、すぐに切り替えて走り抜くことが出来ました。その結果、自分のハウスチームが勝利することができたのでとても嬉しいです。」と喜びを顕にしました。

国際高等学校には、『ハウス制度』と呼ばれるまるでハリーポッターの世界のような制度があります。生徒は入学時に学年をまたいだ4つのハウスチームへと振り分けられ、1年間を通して学業成績や生活態度、学校行事等における個人及びチームでの活躍に応じて点数が加算されます。毎学年末には、1年間の総合得点によってハウスの順位が決まります。今回のスポーツデイでも、Ruby（ルビー）、Sapphire（サファイア）、Jade（翡翠）、Pearl（真珠）の4つのハウスチームが各種目の得点を競いました。

全ての企画や準備が生徒の手によって行われた今回のスポーツデイは、校長先生による「初めての生徒主導の学校行事は大成功だったように思う。学校の発展とともに今後このスポーツデイがどのような進化を遂げるのかを期待している」との称賛と期待の言葉によって幕を閉じました。国際高等学校では、生徒が自ら試行錯誤し、実行し、振り返る機会をあらゆる教育場面で提供することで、生徒は教科学習に留まらないより実践的な学びを得ることができます。

　2022年9月に愛知県日進市に開校した国際高等学校は、世界に通用するリーダー人材の育成を目指し、国内外から集う多様な経験を持つ生徒が共に学ぶ環境を提供しています。愛知県より一条校としての認可を受け、日本語（国語）を除くすべての授業を英語で実施し（文部科学省教育特例校認可）、開校からわずか4ヶ月後の2022年12月12日付でIB World Schoolとして認定され、東海地区初、全国でも数少ない全寮制の国際教育機関となりました。

《全寮制教育》

国際的なボーディングスクールの運営基準を参考に、男女共学の全寮制教育を実施。心理面や健康管理に精通した「House Supervisor」が日々の生活支援や定期的な面談を実施し、生徒一人一人に最適な支援・指導を行います。異なる文化や経験をもつ同世代の仲間たちとの共同生活を通じて、次世代リーダーに求められる多様性への理解や協調性、社会性、規律を養います。